2026年2月24日、モバイルFPS市場に大きな話題を呼んだのが、『レインボーシックス シージ』をスマートフォン向けに展開した『レインボーシックス モバイル(R6M)』の登場です。長年にわたって世界中で支持されてきたタクティカルシューターが、ついにスマホでも遊べるようになりました。

本作は、単に原作をそのまま移しただけの作品ではありません。PC版やコンソール版で評価されてきた緊張感のある駆け引きを残しながら、スマートフォンで操作しやすいよう最適化された、5対5の本格タクティカルFPSとして作られています。

この記事では、実際に遊んで感じた本作の魅力をはじめ、戦略性の高さや初心者でも入りやすいポイントについて詳しく紹介していきます。

マップを壊して戦況を変える独自のゲーム性

『レインボーシックス』シリーズを他のFPSと大きく分けているのが、「環境破壊」を軸にしたゲーム性です。本作でもその特徴はしっかり受け継がれており、壁や床、天井の多くを破壊しながら立ち回れるようになっています。

壊せるマップが生む高い戦略性

一般的なFPSでは、マップの構造は基本的に固定されており、決まったルートを使って動くことが多くなります。しかし、R6Mではそうした常識が通用しません。進みたい道がなければ、自分たちで作るという発想が求められます。

攻撃側であれば、動きが止まった場面で補強されていない壁を壊して新しい射線を作ったり、天井の開口部を使って上から奇襲を仕掛けたりできます。一方、防衛側は窓やドアにバリケードを設置し、重要な壁には補強を加えることで、敵の侵入ルートを制限できます。

こうした破壊要素があることで、同じマップでも毎回違う展開になりやすく、単なる撃ち合いだけでは終わらないのが本作の面白さです。反応速度だけでなく、空間をどう使うかという発想や状況判断が勝敗に大きく関わってきます。

一発で倒される緊張感が立ち回りを変える

本作では、一部の武器を除いてヘッドショットが即座にキルへつながります。どれだけ体力が残っていても、頭に一発受ければその場で倒されるため、常に高い緊張感があります。

この仕様によって、「どこから撃たれるか分からない」という張りつめた空気が生まれ、無理に前へ出るだけでは通用しにくくなっています。慎重な索敵や位置取り、味方との連携がより重要になっており、タクティカルFPSらしい駆け引きの濃さをしっかり味わえる作りです。

役割の異なるオペレーターが勝敗を左右する

プレイヤーは、それぞれ固有のアビリティやガジェットを持つ「オペレーター」を1人選び、試合に参加します。リリース時点では18人のオペレーターが実装されており、誰を選ぶかによって立ち回りやチームの動き方が大きく変わります。

攻撃側は突破力と索敵が重要

攻撃側の役割は、防衛側が守る拠点に切り込み、敵の位置を探りながら侵入ルートを確保することです。

たとえばスレッジは、大型ハンマーを使って壁やバリケードを素早く破壊できるため、近距離で道を開く役として分かりやすい性能を持っています。テルミットは、防衛側が補強した壁まで突破できるヒートチャージを扱え、正面から攻める展開で特に頼りになります。アッシュは、離れた位置から破壊弾を撃ち込めるため、障害物の処理と機動力を活かした動きが得意です。

防衛側は妨害と時間稼ぎがカギになる

防衛側は、拠点を守りながら敵の侵入を妨害し、制限時間まで耐え切ることが目的になります。

ルークは、味方にアーマープレートを配ることでチーム全体の耐久力を底上げできるオペレーターです。設置するだけで貢献しやすいため、初心者でも扱いやすい存在といえます。バンディットは補強壁に電流を流し、敵が壁を破壊しにくくする役割を担います。カプカンはドアや窓の枠に罠を仕掛けられるため、不用意に踏み込んできた相手へのけん制に向いています。

誰を選ぶかで試合運びが大きく変わる

どのオペレーターを使うか、そしてチーム全体でどう役割を分担するかによって、試合の流れは大きく変わります。撃ち合いが始まる前の編成段階から、すでに駆け引きが始まっているのが本作らしい面白さです。